私たちは時間という資源を軽く見ているんじゃないか?
こんにちは、柴原智咲(しばはらちさき)です。
世の中には時間術を語る本が、本屋の一角に特設コーナーを作れるほど存在します。「一日を◯倍にする時間術」「成果をあげる!◯◯式、時間術」的な奴ですね。
それほど、「時間」をうまく使いたい、という願望があるわけです。
では、これを読んでいる今は朝でしょうか?お昼休み?それとも夜?休日?
今日起きてから、どれくらいの時間が経っていますか。
——私がこれを書いている今は、夜23時。もう今日も終わり。
起きてからは...16時間くらいでしょうか。もうそろそろ眠い頃です。
で、それがどうした?と。
”毎日される、翌日に繰り越せない一定額の銀行振り込み”という例えをされることがありますが、時間は万人に与えられた資源とみることができます。
全員与えられた条件は同じく一日24時間。一年が365日。
それなのに、実際に時間をうまく使えている人ってほんの一握り。何が違うんだろう。
「時間」という資源を実感する機会が何度かあったので、今日は時間について述べていこうと思います。
私たちは時間を意識していない?
さて、冒頭で「今日起きてから、どれくらいの時間が経っていますか」と訊きましたが、すぐに回答は思い浮かんだでしょうか?
——かくいう私も、書きながら数えました。
何も意識しなければ、一日の時間全体の感覚などそのくらいのものです。
時間が欲しいという割に、どれだけの時間を使ったかについての意識はどうやらとても低い。
だから、いつもいつも最後になってから時間が足りないことに気付くのです。
私は何に時間を使っているのか?
自分が何に時間を使っているのか。特別なきっかけでもない限り、意識したことは無いと思います。
私の場合、幸運にも(?)きっかけが2つもありました。
一つ目は最近…といってももう半月ほど経ちますが、週2~3回、学校終わりにしていたアルバイトを辞めたこと。
二つ目はiPhoneが水没状態になったこと。
バイトをしなくなってから当然、バイトに充てていた学校終わりの時間が増えました。それも自分で思っていたよりも多くの時間が。...時間給で働く、つまり時間を売るとはこういうことか、と実感します。今年の前半、バイト漬けの時期に稼いだ金額を見直すと複雑な気分です。
そしてiPhoneの水没で、LINEなどSNSをはじめ、今までiPhoneでやっていたことが何もできない状態に。
すると必然的に、スマホをいじっていた時間が他のことに使えるようになります。通学時間、朝起きてすぐや寝る前の数十分、日によっては一時間超。
何はともあれ、この二つの出来事が重なったことで、何もしない時間が生まれてしまい、私は時間の使いかたを見つめ直すことになったわけです。ラッキー。
何に時間を割いているかについては個人差が大きいと思いますが、いちど自分が何に時間を使っているのか見直すといいと思います。自分の時間を作る第一歩です。
時間は増やせる
と、いつでもだれでも変わらずに一定分だけ流れ続ける「時間」ですが、使い方を考えればかなりの部分増やすことができます。それだけ無駄がある、改善余地があるんですね。
自分が何に時間を使っているかを把握したら、あとは減らせる部分を減らすための仕組みを作ること。
これで、かなり時間が増やせます。
(もう一度言いますが、iPhone水没は本当に時間が増えるのでおすすめです!)
携帯を持たない身になってみると、電車での移動時間、いかに多くの人がスマートフォンをいじっているかに目がいきます。
私は本を読むのも好きなので、iPhone水没後は電車内を本を読みながら過ごすことにしましたが、こんなに本を読み進められるだけの時間を、SNSを監視するだけで使っていたのかと思うとちょっとぞっとします。
時間は、限りある資源でありながら、使い方次第でいくらでも輝きます。ほんの少し意識するだけで、これほど変化がある。たくさんの可能性がありますね。
現在、SIMを別のスマホに入れ替えて通信手段は復活したのですが、あれ以降なんとなく使わない癖がついてしまいました。
スマホに触れる時間が減ると、本当に時間が増える。
小学生の頃など、かつてはスマホどころか携帯もなく毎日を過ごしていたんだよなあと思い返すと不思議ですね。
スマホを水没させる、とまで極端な行動は必要ないかもしれませんが、自称「忙しい」自分の時間がどのように構成されているか、考える時間を持つことも大切だなあと思います。