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Umbrelland

柴原智咲が自分の足で世界をあるいていくブログ

未成年ひとり旅最終章

ひとり旅 旅行 国内

 

 

 今年の7月で、私も20歳になりました。20歳といえば、お酒が飲める、煙草が吸える等に代表されるように様々な制限が無くなり、その責任を自分で負うことができる、責任を負う必要がでてくる年齢でもあります。今回の記事は、私が20歳になる2週間ほど前の、未成年ひとり旅の記録です。

 

 未成年である以上、守られた立場ではあるものの、制限も多くなります。そんななかでのひとり旅。

 

 旅したところで、地酒やワインは飲めないし、旅館などに泊まるにも経済力も無い。場所によっては、未成年者ひとりでの宿泊は親の許可が必要、というところもあるくらいです。しかし、むしろそんな今だからこそできる旅というのがきっとある......そんな思いからの、未成年ひとり旅も、3回目。二泊三日の信州 安曇野の旅。

 これからも私の旅は続いていくけれど。未成年としての旅は最後。 

次の旅からは、お酒もワインも飲めるし、楽しめる幅も広がる。それが楽しみでもあり、未成年としてちょっぴり制約のある小さな冒険を楽しむことも終わりだと思ってちょっとだけ寂しくもあり。

  そのときだから、できること。その日限りの出会い。旅をするというのは偶然の積み重ね。だからこそ、定期的に旅がしたくなるんですよね。

 

 

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大王わさび農場

 

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 安曇野穂高駅から少し離れたところにあるわさび農場です。

 農場の名前の「大王」は敷地内の大王神社に由来します。この神社は民話に登場する魏石鬼八面大王(ぎしきはちめんだいおう)の胴体が埋葬されているとされる神社です。

ここをはじめ、安曇野地域には、この八面大王の様々な伝承が残っているようです。

 

 安曇野は綺麗な水が豊富で、わさび栽培をはじめ、米作りなどが盛んです。

いたるところにわさび田があり、田んぼが広がり、空は青く広く。流れていく風がなんともいえないほど気持ち良くて心地よくて。

 わさび農場は、最寄りのJR穂高駅から約2km。よく駅前のレンタサイクルの利用がおすすめされていますが、 あえて徒歩でいくという選択もいいと思います。やや距離はあるものの、天気が良ければ広い空の下、田んぼが続く広い道を歩いていくので苦にならないと思います。

写真を撮るのが好きな方であれば、徒歩での移動がおすすめ。自転車ではいけない、あぜ道や川原にまで立ち入って写真を撮ることができます。

 

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 敷地内にはこんな感じのわさび畑が広がっています。本来、わさびは薄暗い日陰で成長するため寒冷紗(かんれいしゃ)という薄い布で日光を遮っておくのだそう。 

  わさび田の水に触れられる(足をつけられる)場所もあったので、手をいれてみましたが、思っていた以上に冷たい!

 

 名物はわさびソフトクリームやわさびコロッケ(私が期待してたほど”わさび”じゃなかった...)などのわさびグルメ。それからわさびを使った漬物やお菓子なども売っています。

 

花見ほたる祭り

 安曇野市の北に位置する、池田町 花見(けみ)地区の『花見ほたるの里』。この辺りは、地元の方の努力もあり、水路周辺でホタルを見ることができるスポットです。6月下旬から7月中旬にかけて、ホタルを見ることができるそうです。ピーク時には、数千匹以上のホタルの乱舞が見られるんだとか。

 毎年開催されている「花見ほたる祭り」も今回で18回目。この期間は、水路の近くの花見集落センターに模擬店などが設置され、会場までの無料シャトルバスも運行します。

 ホタルが見られることもほたる祭りがあることも、当日の夜まで知らなかったのですが、長野に来て、ホタルが見られる......これは行かない理由がありません。

 泊まったゲストハウスのマネージャーさんがシャトルバス発着場所まで送ってくれて、あとは自由行動。同じくゲストハウス宿泊のイギリス人のお姉さんと一緒にホタルを見てきました。

 彼女は、日本に来るのもホタルを見るのも初めてだったそうで。私の拙い英語でのコミュニケーションなのでたいしたことは話せなかったけれど。

ゲストハウスに泊まるという選択は、こういう出会いがあるからこそ。

 小雨も降っていたので、乱舞とまではいきませんでしたが、ホタルが見られただけでも満足です。昔はもっと居たんだけどね、という声もちらほら聞きましたが、 いつまでも、こんな風景が残っていたらいいなあ。

 

 

安曇野ちひろ美術館

 『窓際のトットちゃん』をはじめ誰もが一度は目にしたことがある、可愛らしいこどもの絵で知られるいわさきちひろ。そんないわさきちひろの美術館が、東京・練馬と安曇野にあります。

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 このときの企画展示は”ちひろのスケッチ紀行”。旅行も好きだったという、ちひろさんの、旅先でのスケッチも見ることができました。

 そして、ここ安曇野ちひろ美術館の魅力は、ちひろだけに終わらないこと。世界中の絵本を集めた美術館でもあるのです。

 私自身は、子供のころはどうしてか「絵本」自体が好きではなくて、あまり”懐かしい”という思いもないのですが、きっと懐かしい作品に再会できるとおもいます。

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 展示を見終わった後は美術館内のカフェでランチ。こんな風景を目の前に、ゆっくり昼ご飯もいただけます。ごちそうさまです。

 

 

道祖神

 安曇野といえば、外せないのが「道祖神」。道祖神は、辻などによく祀られている石仏で、もともとは悪霊や疫病などの邪悪なもの、厄災が集落に入り込むのを防ぐために、村の境界や、辻などに祀ってきたものだといわれています。

道祖神は、全国的に分布してはいるのですが、なかでも安曇野道祖神の宝庫と言われるほど道祖神が多くみられる地域です。

市内には500体を超える道祖神が祀られているんだとか。

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 安曇野を歩いていると、このような道祖神が、度々目につきます。ひとつひとつ、違った表情や雰囲気で、道祖神を訪ねながら安曇野を散策する、というのもまた良い過ごし方かもしれません。ちなみに「道祖神めぐりマップ」というのも用意されているので参考にすると良いと思います。

 

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 こちらは数ある道祖神のなかでもポピュラーな「水色の時道祖神。1975年に放送されたNHKの連続テレビ小説水色の時」のために製作された道祖神だそうです。

 

穂高神社

  こちらは穂高駅から大王わさび農場へ向かう途中にある神社。信州の中心ともいえる穂高にあるこちらの神社ですが、その奥宮は北アルプスの玄関口 上高地に、そして嶺宮は奥穂高岳の山頂に祀られています。そのため、”日本アルプスの総鎮守”ともいわれています。

 上高地にある奥宮には以前行ったことがあったので、ここがあの穂高神社の本宮か、と。駅からも近いのですが、境内は静かで落ち着いた雰囲気です。

 

 

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 以下、おみくじに書いてあったので。

 神の教え: なさけこもった其一と言(そのひとこと)に死んだ心も生き返る

優しい一言がどれ程先方の胸に暖かい光を与え、力を添えるか。言葉には魂があり、力がある。常に神様と御一体になって、暖かい心を養ない、よい言葉、優しい言葉で人を慰め、人をいたわり、明るい世の中をつくりましょう。とげある言葉は人をきずつける。

 

 普段、何気なく発してしまうその一言。伝える内容も大切ですが、伝えるときのその一言をうまく選ぶだけでも、受ける印象は変わります。なるべくなら、よい言葉、優しい言葉を。

穂高神社の雰囲気のせいか、そんなことまで考えてしまいました。

 

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  本殿の前に立つ、こちらの「孝養杉」はパワーツリーとして有名なんだとか。樹齢は500年を超えているそう。

 

おわりに

 以上で私の、未成年ひとり旅は終わりです。ひとり旅~とはいうものの、まだまだ旅行自体に不慣れで。まだまだ”紹介されてるスポットをめぐってみる”程度の小さな旅です。

 行ったことのない場所に行ってみる。知らなかったことに出会う。

 日本全国、行ったことの無い場所だらけです。さらに世界に目を向けたらなおさら。

 これから先のことは、まだわからないけれど、時間をつくって、いろいろな場所を訪れてみたいと思います。

 

 旅は始まったばかり。

 

 

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